2020年東京オリンピック注目競技④

皆さんこんにちは(*^-^*)

8月に入り、いよいよ暑さも本番を迎えてきましたね。

今年は7月までは意外と暑くなかったのですが、ここ最近各地で猛暑が続いています。

皆さんも熱中症には十分気をつけて、夏を満喫してくださいね！！

そして2020年東京オリンピックまでいよいよ1年を切りました。

東京オリンピックとは2020年7月24日から8月9日までの17日間、

東京で開催されるオリンピック競技大会です。

一般的に東京オリンピックと呼称され、東京五輪と略称されます。

第32回オリンピック競技大会で東京での開催は、1964年以来2回目となります。

約207の国や地域が参加して、約12000人以上の参加者が、

33競技・339種目で熱戦を繰り広げます(≧▽≦)

そんな一大イベントのオリンピックを何倍も楽しく観戦できるように、

さまざまな競技をご紹介しています。

4競技目となる今回はスポーツクライミングをご紹介していきたいと思います。

あまり馴染みがない方もいるかと思いますが、

小さい頃、野山の崖などを競争しながらかけ登った経験がある方も多いのではないでしょうか。

スポーツクライミングは、その競技性を極限まで高めたスポーツで、

選手は垂直にそり立つ壁をカラフルなホールドを使って自身の身体一つで登る競技です。

ヨーロッパなどでは最も盛んで、人気のスポーツなのですが、近年男女ともに

日本でも力のある選手が次々と出てきて、ワールドカップや国際大会で優勝する

期待の選手が現れてきています。

そんな今、日本でも注目の競技「スポーツクライミング」の

概要や種目・見どころなどをご紹介していきます。

来年の東京五輪で楽しく、エキサイティングに観戦してもらえれば嬉しいです(≧▽≦)

スポーツクライミング

高くそり立つ壁に、自身の体ひとつで挑む選手たち。

指先に込めた力で、限界を超えていけ。

競技概要

東京2020大会で実施される種目は、同じ条件で設置された高さ15mの壁を

2人の選手が同時に登り速さを競う「スピード」、高さ4mの壁を制限時間内に

いくつ登れるかを競う「ボルダリング」、制限時間内に高さ15m以上の

壁のどの地点まで登れるかを競う「リード」の3つがあります。

オリンピックでは、各選手がこの3種目を行い、その合計点で順位が決まります。

どの選手も得意・不得意があるため、2種目終了時点では最終順位の予測ができません。

種目によって安全確保のためのロープなどの器具は装着しますが、

登るためには道具の使用は許されず、素手とクライミングシューズのみで挑みます。

身体能力とテクニック、そして攻略するための読みが必要になってきます。

何よりも知力や判断力がないと勝利を手にすることができないスポーツなのです。

種目

異なる3種目の魅力！！高度なテクニックに脱帽

・ボルダリング・リード・スピード複合（男子/女子）

競技の見どころや魅力をご紹介します。

スピード

世界共通のスピードルートで設定された、高さ15m、95度に前傾した2つの壁が用意されており、

安全確保のためのロープを装着した2人の選手がタイムを競います。

2人の瞬発力がぶつかり合う試合が展開されます。

なおフライングは一発で失格となります。

優勝タイムは男子では5~6秒、女子で7~8秒。

あまりの速さに驚き、一瞬の出来事に観客は興奮必死になります！！

ボルダリング

高さ4m程度の壁に極限までに難しく設定されたコースを

4分の制限時間内にいくつ登れるかを競います。

選手は事前に練習ができない中でルートを考えながら戦略をたてて挑みます。

最上部にあるホールドを両手で保持することができればコースクリアとなります。

選手はロープなしで挑み、途中で落下しても再度トライすることが可能です。

ボルダリングの壁には指先しかかからない小さなものから、

両手でも抱えきれないホールドが設定されており、次のホールドには左右の

どちらの足をかけるか、そのとき手はどこをつかむか、制限時間内に自分の能力を

考えながら登らなければ攻略できません。

まさに体力と知力どちらも駆使した究極のスポーツが興奮を呼びます。

また、途中から手前に倒れこむオーバーハングになっていることが多いため、

頭と体の柔軟性も必要になってきます。

頭脳と手足を上手に使いながら驚くような姿勢で、一つ一つ課題をクリアしていく選手を、

こちらも手に汗握りながら必死で応援したくなります！！

リード

6分の制限時間内に高さ15m以上の壁のどの地点まで登れるかを競います。

選手は安全のために、ロープをクイックドローに掛けながら登り、

トップのクイックドローにロープを掛ければ「完登」となります。

途中で落ちた場合はそこが記録となり、再トライはできません。

完登した選手あるいは同じ高さまで登った選手が複数いる場合は、

タイムの良い選手が上位となります。

多くの選手は一手でも上に到達するよう渾身の力を込めて壁を登ります。

ダイナミックなクライミングが最大の見どころとなります！！

また、ボルダリングとリードについては、他の選手のクライミングを見ることは

見た選手にとって大きなプラスとなるため、自分が登る前は他の選手のクライミングを

見ることができない「オンサイト方式」を採用しています。

競技前の選手は隔離されていて、競技開始直前に全員に数分間だけ

ルートを見る時間が与えられます。

2020年に向けた競技の展望と注目の日本人選手

伝統的に強いのは、フランス・イタリア・ドイツ・オーストリア・スロベニアなど

険しい岩壁を擁するヨーロッパ・アルプス山脈周辺の国々だが、

近年ではアジアや北米も力をつけてきています。

これまではスピード・ボルダリング・リードでそれぞれ別に競技が行われてきたため、

東京オリンピックで実施される3種目の総合ポイントで競う経験をしてきた選手は

非常に少なく、オリンピック初採用の競技ということもあり、

勝利の行方は極めて予測が難しいとされています。

その中でも日本人の注目選手はワールドカップ・ボルダリング種目で優勝した

男子若手のホープ楢崎智亜選手です。

その楢崎選手の弟である楢崎明智選手もユース大会・ジュニア複合で優勝しており、

兄弟でメダル候補の筆頭に上がっている注目選手です。

他にも緒方良行選手・高田知尭選手・藤井快選手など東京オリンピックを20歳代で迎える

若い世代に注目です！！

女子はボルダリング界をリードする野口啓代選手を筆頭に、野中生萌選手・伊藤ふたば選手・

森秋彩選手が注目の選手となっています。

持久力を必要とするリードも日本の得意種目でもあります。

ワールドカップ・リード種目で優勝経験のある是永敬一郎選手が世界の上位にいます。

東京オリンピックは3種目合計で競われるため、スピードを含めた3種目で

総合力を発揮できる選手の登場ををぜひ期待したいです！！

まとめ

いかがでしたか？

今回はスポーツクライミングの競技についてご紹介していきました。

まだ国内での認知度は十分とは言えませんが、スポーツクライミングは

子供から大人まで、一般の人にも楽しめるスポーツです。

このブログを通じてスポーツクライミングに少しでも興味をもっていただいて、

自分もやってみたい！！とか観戦に行ってみたい！！

と思っていただければすごく嬉しいです(≧▽≦)

ぜひ、皆さんで来年は日本代表を応援しましょう！！

最後までご覧いただきありがとうございました。