ハイレベルな争い！2019セ・リーグ新人王はどっちだ

皆さんこんにちは(*^-^*)

今回は終盤戦を迎えているプロ野球の話題をご紹介していきたいと思います。

9月も終盤に入りプロ野球も各球団残り10試合をきって長かったペナントレースが

終わりを迎えています。

21日にセ・リーグは読売ジャイアンツが5年ぶり37度目の優勝を果たしました。

原辰徳監督が就任復帰1年目で見事にペナントレースを制しました。

そしてパ・リーグの方では23日現在首位の西武ライオンズと1ゲーム差で追う、

2位のソフトバンクホークスが大接戦で優勝を争っています。

去年のペナントレース覇者の西武が2連覇か、はたまた去年CS（クライマックスシリーズ）で

西武を破り、日本一に輝いたソフトバンクが2年ぶりの栄冠か目を離せませんね！！

そんな大盛り上がりのプロ野球ですが今年も個人タイトルが着々と決まってきている中、

今年はセ・リーグの新人王争いが例年になくハイレベルな争いでデッドヒートしています。

今回はそんなハイレベルな争いをしている新人の2人をピックアップして

ご紹介していきたいと思います。

1人目は昨年のドラフトで阪神タイガースからドラフト1位指名を受けた近本光司選手です。

兵庫県淡路市出身の24歳　170cm　73㎏　左投左打　外野手　背番号5

兵庫県立社高等学校から関西学院大学へと進み、大阪ガスから去年阪神に指名された

プロ1年目のルーキーです。

兵庫県立社高等学校には投手として入学するも、2年秋までは体力作りの一環として

外野手としてプレーします。1年秋からベンチ入りし、2年春には主力として

県大会で準優勝を経験します。

2年秋からは投手へ再転向するも、試合への出場は主に外野手としてでした。

3年夏には、2番手投手・3番打者として県ベスト8入りに貢献。

春・夏ともに甲子園出場は果たせませんでした。

関西学院大学進学も投手としてでしたが、チーム事情や肩肘の故障の影響もあり

3年からは正式に外野手に転向します。

同年春にリーグ最多の10盗塁を記録しベストナインを獲得しました。

関西学生リーグ30試合出場、122打数43安打、打率.352、2本塁打、16打点、13盗塁を記録。

社会人の大阪ガスでは1年目からレギュラーとして活躍し、同年の都市対抗野球に

三菱重工神戸・高砂の補強選手として本選に出場しました。

翌年の都市対抗野球ではチームの優勝に大きく貢献、首位打者.524と橋戸賞を獲得しました。

8月には2018年アジア競技大会に出場する日本代表にも選出され、

日本の準優勝に大きく貢献しました。

2018年のドラフト会議で藤原恭大、辰己涼介の抽選を外した阪神タイガースから

1位指名を受けて入団しました。

プロ入り後は同じ新人の木浪聖也、齋藤友貴哉とともに一軍春季キャンプに参加します。

キャンプ、オープン戦を通じて存在感を示し、オープン戦終了時点で矢野燿大監督が

開幕戦でのスタメン起用を明言するに至りました。

開幕戦となった3月29日の対東京ヤクルトスワローズ戦に「2番・中堅手」として見事に

スタメン出場を果たすと第3打席に同点適時三塁打を放ってプロ入り後初安打・初打点を

開幕戦で記録しました。

その後、打率が1割台に落ち込むなど調子が上がらずにスタメン落ちも経験しますが、

4月11日の対横浜DeNAベイスターズ戦で代打出場しプロ入り後初本塁打を放つと、

これをきっかけにスタメンに復帰します。

「1番・中堅手」に定着して好調を維持し、4月18日の対ヤクルト戦から

5月2日の対広島東洋カープ戦までの13試合連続で安打を記録し球団新人記録を更新した他、

4月中に4本塁打を放ち球団新人最多本塁記録も更新しました。

圧巻だったのはオールスターゲームでセ・リーグ外野手部門のファン投票2位で選出されると、

第1戦に代走で初出場し初盗塁を記録、甲子園での第2戦では「1番・中堅手」として先発出場し、

史上初の新人による先頭打者本塁打及び史上2人目のサイクル安打含む最多タイ記録の

5打数5安打を記録してMVPに選出されました。

阪神ファンのみならずプロ野球ファンにも存在感を示したオールスターとなりました。

後半戦に入ってもスタメン出場を続け、9月5日の対DeNA戦でシーズン137安打目を放ち

2016年に高山俊が記録した球団の新人安打記録を更新すると、同12日の対ヤクルト戦で、

球団の新人では2001年の赤星憲広以来18年ぶり2人目となるシーズン30盗塁に到達。

16日の対読売ジャイアンツ戦ではシーズン41度目の複数安打を記録して坪井智哉の

球団新人記録を更新し、19日の対ヤクルト戦でシーズン154本目となる安打を放って

長嶋茂雄が保持していたセ・リーグ新人安打記録を更新しました。

22日には156本目の安打を放ち、2017年西武の源田壮亮を抜いて、

新人シーズン安打歴代単独3位となりました。

22日現在で打率.274　安打156(5)　三塁打7(1)　盗塁35(1)と新人離れした

異次元の数字を残しています。

例年までならここまでの記録ラッシュにこの数字。

セ・リーグの新人王は近本選手で当確となるところなのですが、

記録を次々と塗り替える新人がセ・リーグにはもう一人いるのです。

その怪物はまだ若干19歳のヤクルトスワローズの村上宗隆選手です。

熊本県熊本市出身の19歳　188cm　97kg　右投左打　内野手　背番号55

九州学院高等学校から2017年東京ヤクルトスワローズに指名された

プロ2年目の選手です。

清宮世代と呼ばれる年代でもちろん高校の頃からプロ注目の選手でした！

九州学院高等学校では1年から一塁手のレギュラーに定着。

甲子園に出場したのは1年夏のみで、3番打者として出場するも無安打で初戦敗退でした。

清宮幸太郎や中村奨成・安田尚憲といった甲子園で活躍した同世代の陰に隠れましたが、

間違いなく素質の持った選手でした。高校通算本塁打は52本。

2017年のドラフト会議で清宮幸太郎を外した東京ヤクルトスワローズと読売ジャイアンツと

東北楽天ゴールデンイーグルスの3球団が競合し、抽選の末に東京ヤクルトスワローズが

交渉権を獲得し入団しました。

指名時は捕手でありましたが、打力を期待しての獲得であったことから内野手にコンバートされ、

登録も内野手での入団となりました。

2018年4月終了時点で、イースタンリーグにおいて28試合で4番三塁手として先発出場し、

打率.311、3本塁打、20打点という圧巻の成績を残します。

6月には打率.315、6本塁打、14打点で月間MVPを受賞するなど、

イースタンながら1年目からその非凡な打撃センスを見せつけていました。

9月16日に初めて一軍に昇格し、「6番・三塁手」で先発出場。

初打席初本塁打という快挙を果たします。

この本塁打が2000年生まれ選手の初本塁打という快挙も成し遂げます。

2018年は一軍での安打はこの本塁打のみに留まりましたが、

二軍での成績は打率.288、17本塁打、70打点と高卒新人では異例の好成績を残しました。

2019年はオープン戦から結果を残し、「6番・三塁手」で

自身初となる開幕スタメンを勝ち取ります。

序盤こそ一軍投手の攻めに苦しみましたが、徐々に自慢の強打を発揮して、

本塁打を積み重ねていきます。

5月11日の対巨人戦で2リーグ制後では史上18人目となる高卒2年目以内での2桁本塁打となる

10号本塁打を放ち、チーム38試合目での到達は高卒2年目以内では最速の記録となりました。

守備のミスや三振が多く、まだまだ粗削りな部分は多いですが、

ファンを沸かせる本塁打をその後も着々と積み重ね、8月22日には高卒2年目の選手としては

セ・リーグ初となるシーズン30号本塁打を放ちました。

また、9月21日には36号本塁打を放ち中西太以来となる高卒2年目以内における

本塁打日本記録を達成しています。

22日現在で打率.232　本塁打36(3)　打点96(3)　三振181(1)と19歳とは思えないほどの

豪快な打撃成績を残しています。

まとめ

今回は今年のプロ野球セ・リーグを沸かしている2人の新人の紹介をしていきました。

本当に例年にないくらいの新人の活躍で、その他にも広島の床田寛樹投手、

横浜DeNAの上茶谷大河投手などいつもなら新人王を獲得できるような成績を挙げている選手が

いる中、近本・村上の両選手が新人とは思えない異次元の活躍をして一騎打ちとなっています。

小柄ながら俊足巧打で走攻守3拍子揃っている近本選手か、

まだまだ粗削りながら恵まれた体格から豪快なホームランでファンを魅了する

村上選手か….

全てはシーズン終了後に記者の投票によって決まります。

最近ネットなどでは2人ともに新人王同時受賞は？ともいわれるほどに

甲乙つけがたい選択です。

どちらが受賞するにせよ、2人ともこれからプロ野球を背負って立つ存在であることは

間違いないので、これからも2人には期待したいですね(≧▽≦)

最後までご覧いただきありがとうございました。