2020年東京オリンピック注目競技⑦（柔道編）

皆さんこんにちは(*^-^*)

10月に入りだいぶ秋の雰囲気が感じられるようになってきましたね。

日中はまだ暑いですが、夜は比較的涼しさが感じられるようになってきました。

今回は来年のオリンピックをより楽しく観戦してもらえるように

さまざまな競技の魅力やルール・概要などをご紹介していく第7弾となる

「柔道」について学んでいきたいと思います。

残り9か月余りとなった2020年東京オリンピック。

世界選手権やワールドカップなどさまざまな競技でオリンピックに向けて

熾烈な代表争いが連日繰り広げられています。

4年に1度の夢の祭典！！この日のために選手は毎日努力をし、練習を重ねて

オリンピックの舞台で輝きを放ちます。

そのためにはまず、ライバルとの熾烈な代表争いに勝たなければなりません。

枠が少ないこともあり、本来であればオリンピックに出場できる力がありながら

涙を呑む選手も少なくありません。

それがオリンピックの厳しいところですが、そこがまた夢の舞台に上がるための

試練なのかもしれませんね。

代表に選ばれた選手も選ばれない選手も悔いの残らないように精一杯代表争いで

頑張ってほしいですね。

そして今回ご紹介する柔道も各階級で男女とも代表争いが最も熾烈な競技の1つになります。

そんな日本発祥のスポーツで「国技」でもある柔道についてご紹介していきます。

このブログを見て少しでも興味をもってもらえて、来年の東京オリンピックで柔道を

楽しく観戦してもらえれば嬉しいです(≧▽≦)

技の応酬と、相手の隙を突く冷静な駆け引き。

一瞬たりとも気が抜けない4分間。

柔道

競技概要

日本発祥の伝統スポーツ「柔道」

オリンピックでは1964年東京大会で初めて正式競技に採用されました。

試合では、白または青の柔道着を着用した選手が、10m四方の畳の上で戦います。

どちらかの選手が「一本」を取れば、その時点で試合は終了し勝敗が決まります。

技が決まり相手を制することができても、「一本」となるすべての要件を満たさないときは

「技あり」となります。

技は全部で100種類あり68の投げ技と32の固め技に分けられます。

投げ技の中でも背負い投げ、体落としといった「手技」袖釣り込み腰や払い腰などの「腰技」

大外刈り、内股などの「足技」そして巴投げに代表される「捨て身技」などに分けられます。

そして固め技には一般的に寝技とも呼ばれる「抑え込み技」

送り襟絞めのような「絞め技」腕挫十字固めなどの「関節技」に分けられます。

一瞬のうちに技が繰り出され、勝負が決まる柔道。

ポイントで負けていても、終了数秒前の大逆転があり得ます。

一瞬たりとも目が離せないエキサイティングなスポーツです！！

種目

男子は60kg級・66kg級・73kg級・81kg級・90kg級・100kg級・100kg超級の7階級

女子は48kg級・52kg級・57kg級・63kg級・70kg級・78kg級・78kg超級の7階級

それに男女混合の団体戦があります。

みなぎる気迫、一瞬で決まる豪快な投げ。

全ては「一本」のために。

競技の魅力、見どころを紹介！！

柔道における最高の勝利は一本。

主審が一本を宣告した瞬間、試合は終了し勝負が決する。

全ての柔道選手が狙うのが一本です。そのため一本を取ることは非常に難しく、

選手はそのために死力を尽くします。

投げ技の一本はインパクト（強さ、速さ、背中をつける）が

ある形で相手を投げた場合に与えられます。

豪快に投げて一本が決まる瞬間は見ていてとても美しく気持ちがいいです！！

十分に相手を制して投げた一本のインパクトにおける条件のうち、

どれか1つが欠けていた場合は技ありになります。

柔道の投げ技は単純に技を掛ければ相手が倒れてくれるものではありません。

まずは両者互いに相手の体勢を崩しにかかることから始まります。

そのためにまず行われるのが、組み手争いになります。

自分の有利な組み手になれば相手を崩しやすくなり、技に持ち込みやすくなります。

固め技では、技の要件がそろった瞬間に主審が「おさえこみ」と宣言し、

そこから10秒で技あり、20秒で一本になります。

選手同士の足が絡まった状態では「おさえこみ」とならないため、

回避したい選手は足を絡めようとし、技を掛けたい選手は足を抜こうとします。

固め技のうち絞め技や関節技では、技を掛けられた選手がダメージを受けることがあるため、

「まいった」をすることができます。

この時は、技を掛けた選手に一本が与えられます。

どちらの選手も一本を取れずに4分間の試合時間が終了した時に、

「技あり」を決めていた場合はその選手が優勢勝ちとなります。

優劣がつかない場合は延長戦を行います。

柔道の勝負は熾烈を極めます。みなぎる気迫、一瞬で決まる豪快な投げ、

そして全ての力を出し尽くす激しい戦いから一瞬も目が離せません！！

ルール改定でより攻撃的になった柔道。

全ての階級で積極的な戦いに期待。

2016年末に国際柔道連盟(IJF)が行ったルール改定により、試合時間は男子が1分間短縮され、

男女ともに4分間となり、技の判定基準が一本・技ありだけになりました。

固め技では技ありまでの時間が15秒から10秒に短縮されました。

これはより攻撃的に一本を狙っていく柔道を目指した変更であり、

選手としては積極的に攻める姿勢が必要となってきますね。

2020年東京オリンピックでは新種目として「混合団体」が追加されました。

これは男女それぞれ3人、合計6人がチームを組んで戦います。

階級は、男子73kg・90kg・90kg超級の各1人　女子57kg・70kg・70kg超級の各1人

が予定されています。

この種目で強いと予想されるのは、日本やフランスのように全階級に強豪選手を擁する国となります。

2020年東京オリンピックでの日本の展望

日本の柔道選手にとっては、オリンピックで勝つよりもオリンピックに

出場することの方が難しいと言われている。

それだけ選手層が厚く、同階級に世界ランキング上位がゴロゴロしています。

日本はこれまでオリンピックの柔道で累計84ものメダルを獲得しています。

日本の競技別獲得金メダル数では、柔道が最多になります。

その強さは今なお健在で、井上康生監督が根性論を排し、科学的なデータを使用しつつ

個々の選手に寄り添って指導をしてきたことが効果を生んだとされています。

柔道はオリンピックの前半に開催されるので、日本選手団金メダル第1号を取って

ぜひ日本のチームを勢いづかせてほしいですね。

日本で行われる2020東京オリンピック大会。

柔道の全階級メダル制覇と金メダル量産を期待しましょう(≧▽≦)

最後までご覧いただきありがとうございました。