メンズピアスをする際に注意したい金属アレルギー。予防法と対処法

この記事を読むための時間：3分

ピアスを付け始めたら穴の部分がかゆい、赤くなったということはありませんか？それは金属アレルギーの可能性があります。

もしアレルギーであれば予防や対策をしないとピアスが二度とできなくなってしまう可能性もあります。

金属アレルギーについて予防と対処法についての紹介と金属アレルギーの場合のピアスの選び方についてもお伝えします。

金属アレルギーとは？

金属アレルギーは特定の金属に皮膚の部分が触れると、アレルギー反応を起こしてしまうことです。

アレルギー反応とは、かゆくなる、赤くなる、ただれる、湿疹がでる、痛くなる、熱をもったようになる、といった症状でアクセサリーを着けていた部分にこのような症状がでたら、金属アレルギーの可能性があります。

今までアクセサリーを着けても症状が出なかった場合でも、突然症状が出る場合もあります。

数日で症状が出ることもあれば、数ヵ月経ってから出ることもあり、発症の仕方は人それぞれです。

アレルギーを起こしやすい素材としては、パラジウムやニッケル、コバルト、水銀、スズ、クロム、鉄、アルミニウムなどがありますが、どの金属で起こるかも人によって異なります。

金属アレルギーの予防方法

アレルギー症状が出たらまずは金属を外しましょう。

そのまま着けていると、症状が悪化してしまう可能性があり、赤くなっていただけだったのにそのまま着けていたらかゆみが出てしまった、かぶれてしまった、ということにもなりかねません。

特にかゆみがあると爪でひっかいてしまい、バイキンなどが皮膚に侵入して痛みや膿などができてしまうリスクもあります。

そうなるとせっかくのピアスもできなくなってしまうので、アレルギーを起こしたものは身に着けないことです。

さらにピアスを着けているときに汗をかくとアレルギーを引き起こす原因になりますので、運動をするときなど汗をかくときには外した方がよいでしょう。

自分のアレルゲンを知る方法

金属アレルギーを起こしたからといって、すべての金属でアレルギー反応が出るとは限りません。

自分がどの金属に対してアレルギーを引き起こすのかを把握しておくことも予防法の一つです。

アレルゲンを見つけるには、病院の皮膚科やアレルギー科などに行ってパッチテストや血液検査をしてもらうことです。

金属アレルギーではなくても、ピアスをしている部分がかゆくなってしまうこともあり、パッチテストや血液検査をすることで金属アレルギーなのかそうでないのか、どの種類の金属にアレルギー反応を起こすのかを調べることができます。

アレルゲンとなる金属が分かればメンズ用のピアスを選ぶ際も安心でしょう。

アレルギーが出にくい金属を知る

金属によってはアレルギーを起こしにくいものがあります。

一つはチタンです。

アレルギーの原因は、金属イオンが溶け出してしまい皮膚に影響を与えることと考えられています。

チタンは金属イオンが溶け出しにくい金属で、医療用のインプラントや人工骨などにも使用されているくらい安心です。

またステンレスはイオン化しにくいと言われている金属で、アレルギーを引き起こしにくいと言われており、特に医療用のステンレスであればより安心でしょう。

金や銀、プラチナもアレルギーを起こしにくいと言われています。

しかし金や銀、プラチナのピアスは他の素材を混ぜて作られることもあるので、注意が必要です。

金や銀、プラチナを選ぶ場合は純度の高いものを選ぶとよいでしょう。

他人事ではない金属アレルギーに注意

金属アレルギーはいつ症状が出るかは分かりません。

自分は大丈夫だと思っていても、突然発症することもあります。

耳に違和感があったり、かゆみがあったりしたときはすぐにピアスを外し、金属アレルギーの可能性があると思ったら病院でパッチテストなどを受けるのもおすすめです。

さらにアレルギーが出にくい金属を選ぶと安心です。