2020年東京オリンピック注目競技⑫（アーチェリー編）

皆さんこんにちは(*^-^*)

あっという間でもう12月も中旬。2019年が終わろうとしていますね。

年号が「令和」に変わった2019年いろいろな事がありましたが、

来年の2020年は「オリンピックイヤー」となります。

しかも自国開催の東京オリンピックです(≧▽≦)

東京オリンピック開催に向けて少しでも実施される競技をたくさんの方に知ってもらおうと

さまざまな競技のルールや魅力・競技概要などをご紹介している今回は第12弾としまして

「アーチェリー」のご紹介をしていこうと思います！！

アーチェリーと言えば2004年アテネオリンピックで当時41歳の山本 博選手が

実に20年ぶりとなる銀メダルを獲得して日本でも注目度が増しました。

当時は「中年の星」と日本中で呼ばれ大いにアーチェリー界が盛り上がりました。

そして2012年ロンドンオリンピックでは古川 高晴選手が再び銀メダルを獲得。

また女子団体チームが、アーチェリー団体戦では男女通じて初のメダルとなる銅メダルに輝き、

アーチェリーへの興味を持つ人がさらに増えました。

あまり馴染みのない方も多いとは思いますが、メダルの獲得も大いに期待ができるほど

世界でも上位の選手が多い日本。

そんな「アーチェリー」をご紹介していきたいと思います。

これを見て来年のオリンピックでアーチェリーを観戦するのが楽しみになってもらえる方が

少しでも増えてもらえればすごく嬉しいです(≧▽≦)

70m先から的を射抜く驚異の集中力。

極限の緊張感に観るもの全てが息を呑む。

アーチェリー

競技概要

アーチェリーは的を狙って弓で矢を放ち、得点を競う競技です。

体力や技術はもちろん大事ですが、わずかな雑念がミスにつながる競技であり、

メンタルの強さが勝敗の決め手となります。

一流選手たちが重要な場面でどれだけ平常心を保って正確な矢が放てるかが見どころとなります。

屋外の地平の平坦な射場で行われる「ターゲットアーチェリー」や、

森や山で行われる「フィールドアーチェリー」、室内で行われる「インドアアーチェリー」など

競技の種類はさまざまですが、オリンピックでは「ターゲットアーチェリー」を実施しています。

オリンピックにアーチェリーが採用されたのは1900年のパリオリンピックです。

その後、1924年のパリオリンピックからしばらく競技が外されていましたが、

1972年のミュンヘンオリンピックから再び正式競技として復活しています。

オリンピックでは70mで競技を行い標的は直径122cmの円で、中心に当たれば10点。

以下、9点、8点……1点と外側に向かって点数が小さくなっていきます。

70mという遠い場所からCDと同じ大きさの中心の10点をめがけて矢を放ちます。

まずはその壮大さ、高度な技に観る人は圧倒されます。

競技の魅力・見どころをご紹介！！

選手と一体になって味わう

張り詰めた緊張感と心地よい爽快感

64人の選手で行われる予選はランキング・ラウンドとも呼ばれ、

トーナメントのランキングを決めるために行われます。

1人が72射放ち、合計得点で1位から64位までの順位が決まり、

1位対64位、2位対63位…..とトーナメントの対戦相手が決まります。

1対1で行われるトーナメントでは、1射ずつ交互に射ちます（1射の制限時間は20秒）。

1マッチ6ポイント先取で勝利となります。

1セット3射30点満点で得点の高いほうの選手に2ポイント、

引き分けの場合はそれぞれに1ポイントが入ります。

最大5セットまで行い、両者5ポイントの引き分けの場合は

シュートオフ（タイブレーク）を行い勝者を決定します。

予選と異なり1対1で対戦するので、勝つか負けるかの1発勝負となります。

アーチェリーは自分との戦いとよく言われますが、相手が高得点を出せば

どうしても気持ちに影響してしまいます。

相手の得点によって、さらにいい得点を出すこともあれば、

プレッシャーでミスをしてしまうこともあるメンタルが大事な競技です。

どれだけ相手に影響されずに自分のパフォーマンスをできるかが見どころとなります。

シーソーゲームになることも多く、一射一射が最後まで安心できません。

矢をつがえ、引き、狙いを定め、引いた矢を離すまでの一連の動作を、

選手は心を乱さずに集中力を高めて行います。

その時の心身の緊張は見るものにもはっきりと伝わってきます。

観戦するときは、この緊張感を味わうのもアーチェリーの醍醐味です。

また競技場で観戦する場合は、矢が的に向かって飛んでいくスピード感や、

矢が的に吸い込まれていく時の爽快感も楽しみの1つとなります。

予選の合計点が上位の16か国が出場し、1チーム3人ずつで行います。

1エンドは3選手が各2射の計6射。

これを4エンド行い、総得点の高いチームが勝ちとなります。

1マッチ5ポイント先取で勝利となり、1セットは選手が各2本射ち計6射60点満点で

得点の高いほうのチームに2ポイント、引き分けでそれぞれに1ポイントが付与されます。

最大4セットまで行い、両チーム4ポイントの時はシュートオフ（タイブレーク）を行い

勝者を決定します。

いい緊張感が作られてパフォーマンスが上がる選手もいれば、

失敗が許されないというプレッシャーでミスをしてしまう選手もいます。

国を背負って一流選手たちが見せてくれる人間らしいドラマをぜひ楽しんでみてください。

2020年に向けた競技の展望

7連覇を誇る韓国勢の高い壁を切り崩すことができるのは誰か

アーチェリーの強豪国と言えば何と言っても韓国です。

前回リオオリンピックでは、男女個人、団体の4種目の金メダル独占という快挙を果たしました。

女子団体に関しては1992年のバルセロナオリンピックでこの競技が復活して以来

なんと7連覇中というまさに無敵ぶり。圧倒的な強さであります。

アーチェリーは体力だけではなく精神力の強さも問われるので、

トップ選手の年齢の幅も非常に広くなります。

30代はもちろん40代のトップ選手もたくさんいます。

メンタルの強さは経験を積むことで磨かれるという面もあるからでしょう。

熟練の選手か、勢いのある若手か。

誰が勝つのかは非常に予測するのが難しいのもまた面白い1つです。

男子では、韓国の次に強豪国と言われるのがアメリカです。

次いでイタリア、オーストラリア、フランス、日本などがメダルの候補に挙げられます。

女子は中国、ロシア、ドイツ、メキシコ、日本などがメダル候補です。

層の厚い韓国の牙城を日本の選手が崩してくれることを期待したいですね(≧▽≦)

最後までご覧いただきありがとうございました。