2020年東京オリンピック注目競技⑬（テニス編）

皆さんこんにちは(*^-^*)

今回はあと少しに迫ってきました東京オリンピックを楽しく観戦できるように

さまざまな競技のルールや見どころなどをご紹介していく第13弾となります。

今回のピックアップ競技は「テニス」です。

ここ最近では錦織圭選手や大坂なおみ選手の日本人の大活躍もあり日本でも一昔前よりは

ニュースやテレビなどでの放送もあり、メジャーなスポーツとして認知されだしました。

そんな最も今熱い、東京オリンピックでも男女ともにメダルの可能性が十分にある

「テニス」の競技概要、ルール、種目などをご紹介していきます。

これを見て今年のオリンピックでテニスを観戦するのが楽しくなってもらえる方が

少しでも増えて頂ければとても嬉しく思います(≧▽≦)

時速200km以上のサーブから始まる駆け引き。

メンタルコントロールもカギを握る。

テニス

競技概要

テニスは1対1、または2対2でラケットを使ってネット越しにボールを打ち合い、

得点を競い合うスポーツです。

オリンピックにおけるテニス競技には、男女ともにシングルスとダブルスがあり、

2012年ロンドンオリンピックからは男女ペアで行うミックスダブルスが加わっています。

負ければ敗退する「トーナメント方式」で行われ、一発勝負となります。

準決勝敗退者だけは、後に3位決定戦があります。

第1回の1896年アテネオリンピックから正式競技として採用されていたテニス。

しかしテニス界ではその後プロが参加するトーナメントが台頭したため、

アマチュアリズムを重視していたオリンピックから長い間外されていました。

再びオリンピックにプロ選手の参加が認められるようになり、

1988年ソウルオリンピックから復活を遂げました。

シングルスの出場枠は「64」で、原則として世界ランキングの上位から順に、

且つ国別対抗戦で十分な代表経験がある選手に出場権が与えられます。

また、1国からの出場上限数は6人（シングルスは4人）となっています。

種目

・シングルス（男子/女子）

・ダブルス（男子/女子/混合）

競技の魅力、見どころを紹介！！

裏をかくなど「駆け引き」が見もの

メンタルがゲームの流れを変えることも

試合開始前のトスで決まった一方のプレイヤーがサーバー、他方がレシーバーとなり、

ゲームごとに攻守が交代します。

スコアは0ポイントがラブ、1ポイントがフィフティーン（15）、

2ポイントがサーティー（30）、3ポイントがフォーティー（40）と数えます。

4ポイント先取すると、1ゲーム獲得できます。

3ポイントで並んだ場合はデュースとなり、以降2ポイント差がつくまでゲームは続きます。

先に6ゲームを先取した方が1セットを獲得します。

ゲームカウントが5対5になった時は、先に7ゲームを先取した方が1セットを獲得し、

6対6になった時は、タイブレークが採用されます。

テニスではサーブを打つ側が有利とされているため、サーブ権を持つゲーム（サービスゲーム）を

獲得することを「キープ」と呼びます。

一方、相手がサーブを打つゲームは自分には不利なため、

このゲームを獲得することを「ブレーク」と呼びます。

自分のサービスゲームを確実にキープしながら、相手のサービスゲームを

どれだけブレークできるかが勝利の鍵となります。

競っている試合ではゲームを1つでもブレークすると大きなアドバンテージとなります。

サーブやボレーを得意とする選手、ストロークのうまい選手など

選手それぞれの個性を知って観戦するとより楽しみが増します。

ラリーが続いたとき、どちらが先に攻撃を仕掛けるのかも見ものです。

ライン際を狙ったショットやネット近くのドロップショット、左右の揺さぶり、

回転やスピードを変えるなど仕掛ける技に注目です。

相手の裏をかくプレーが決まった時は大歓声が起こり、見るものを魅了します。

テニスはメンタルが重要なスポーツです。とりわけ孤独な戦いであるシングルスでは、

緊張や焦り、ネガティブな気持ちをどうコントロールするかが大切となります。

選手のメンタルが影響し、試合の流れが大きく変わることも多くあります。

負けている試合でもうまく流れをつかんで逆転へと結びつけていける選手もいれば、

プレッシャーやミスが原因で自分らしいプレーができなくなり自滅してしまう選手もいます。

メンタルの戦いという視点では、テニス観戦の最も醍醐味の一つになります。

テニスのコートには土でできたクレーコート、天然芝のグラスコート、

アスファルトを基礎としたハードコートなどがあります。

バウンドが低いグラスコートを得意とする選手もいれば、

バウンド後の球速が遅いクレーコートを得意とする選手もいます。

各選手のコートとの相性を知っておくとより面白く観戦できます。

オリンピックではハードコートを使用します。

東京オリンピックに向けた競技の展望

レジェンドが意地を見せるか？若手が台頭するか？

東京オリンピックでは国際テニス連盟が主催する4大大会（全豪、全仏、ウィンブルドン、全米）

上位の常連であるジョコビッチ（セルビア）、マリー（イギリス）、ナダル（スペイン）、

フェデラー（スイス）、バブリンカ（スイス）の5人は全員33歳～38歳となります。

彼らレジェンド達が熟練の技を見せるか、次の世代でもあるチリッチ（クロアチア）や

ラオニッチ（カナダ）、錦織圭（日本）といった選手が存在感を示すか、

ティエム（オーストリア）などのさらに若い選手が台頭してくるかが見ものです。

女子テニス界では、アメリカのセリーナ・ウィリアムズ（アメリカ）が、

2017年の全豪オープン制覇によってついに4大大会単独最多優勝を成し遂げました。

オリンピックでもすでにテニスでは最多の4つの金メダルを獲得しています。

今回の東京オリンピックでも優勝候補の最有力の選手です。

その絶対女王を追いかけるのが大坂なおみ（日本）やアンゲリク・ケルバー（ドイツ）、

若手で成長著しいエレナ・オスタペンコ（ラトビア）となりそうです。

大坂選手を筆頭に女王セリーナの牙城を崩せるかが大きな見どころとなりそうです。

また、オリンピックではダブルスや男女のミックスダブルスも見逃せません。

普段シングルスしか出場しない大物選手が同じ国同士でペアを組んでメダルに挑んでくる

のはなかなか貴重で見ごたえ抜群です！！

2008年北京オリンピックではフェデラー・バブリンカ（スイス）の黄金コンビが

ダブルスペアを組み、金メダルを獲得しました。

サーブや強打で勝るシングルス選手のペアが押し込むか、ダブルス専門の熟練ペアが

戦術やチームワークでものにするか。オリンピックならではの見どころとなります。

最後までご覧いただきありがとうございましたm(__)m