東京オリンピック注目競技⑭（ハンドボール編）

皆さんこんにちは(*^-^*)

今回は東京オリンピック注目競技第14弾の「ハンドボール」を紹介していきます。

東京オリンピックも残り5か月になり、各競技の代表争いも熾烈な戦いを繰り広げています。

そんな盛り上がりを見せている各競技の魅力を知ってもらい、

少しでもオリンピック観戦が楽しくなってもらえれば嬉しいです(≧▽≦)

走る、飛ぶ、投げるというスポーツの3大要素を必要とする

フィールドの格闘　　ハンドボール

競技概要

1チーム7人ずつで、ボールを手で扱ってコートの相手ゴールへと投げ入れ、

得点を競い合うスポーツです。

19~20世紀初めのヨーロッパに起源をもち、世界へと広がった競技です。

1946年創設の国際ハンドボール連盟には2020年時点で200を超える国と地域が加盟しており、

アジア、アフリカ、南米などでも普及が進んでいます。

古くはドイツ発祥の11人制が主流であったが、スカンジナビアを中心に広がった

7人制が次第に支持を得て現在に至っています。

オリンピックでは1936年ベルリンオリンピックで初めて実施された後は

正式競技からは外れていましたが、

1972年ミュンヘンオリンピックから再び採用されました。

競技は1936年ベルリンオリンピックのみ屋外で、

1972年ミュンヘンオリンピック以降は屋内で行われています。

女子は1976年モントリオールオリンピックで初めて初めて採用され、

2020年東京オリンピックでは男女各12チームがメダルを争います。

ダイナミックさと華麗な連係プレー、展開の速さに注目

競技の魅力、見どころを紹介！

種目

・ハンドボール（男子/女子）

7人のプレーヤーのうち1人はゴールキーパーとして自陣ゴールを守り、

6人がドリブルとパスでボールをつないで相手ゴールを攻略するという点は

サッカーと共通点があります。

ボールを足で扱ってはならない、ボールを持ったまま3歩を超えて歩いてはならない、

1人の選手がボールを扱える時間には制限があり、交代は無制限、

といったルールはバスケットボールに近い要素と言えます。

ハンドボールならではの要素は、

ゴールから6mのゾーンにはゴールキーパーしか入ることができず、

シュートはこのゾーンの外側から、またはゾーンの外側から内側に向かって

ジャンプしている状態で打たなければならないというルールや、

体の正面からの接触プレーには反則がとられないため格闘技に近いボディコンタクトが

見られることなどがある。

複数の競技に共通するチームスポーツの楽しさと独自のダイナミックさ、

双方合わさったものがハンドボール競技の最大の魅力と言えます。

特に6m以上離れたゴールにボールを投げ込むために必要とされる力と勢いは並大抵ではなく、

選手がジャンプをしながら全身のバネを使ってシュートを放つ場面は迫力満点です。

時にはゴールキーパーが自陣から相手ゴールをめがけてロングパスやシュートを放ち、

プレー開始から数秒で得点が決まったりもします。

そんな一瞬のシーンもあるので、観戦者は一瞬も目が離せない展開となります。

その他にも多彩な個人技や頭脳的な連携など、

ぜひとも試合を見てその魅力を体感してもらいたいです(≧▽≦)

コートの広さは40m×20mで、フットサルコートと同じになります。

前後半各30分を戦い、決着がつかない場合は前後半各5分の延長戦が行われます。

ここ最近のハンドボールはよりスピード展開を重視しており、

両チームとも攻撃回数が60回・70回を数えるため、得点が20点以上になる試合がほとんどです。

そんなスピーディーな試合展開の興奮を味わえるのもハンドボールの魅力の1つとなります。

ヨーロッパ勢の牙城を崩せるか

東京オリンピックに向けた競技の展望

正式競技採用当初からメダル争いはヨーロッパ勢によって繰り広げられており、

ヨーロッパ以外の国のメダル獲得は男子では1988年ソウルオリンピックの韓国の銀メダルのみ。

女子では、これまでに6回メダルを獲得している韓国が強豪国の一角を成しています。

2016年リオオリンピックでは、男子はデンマークが金メダル、フランスが銀メダル、

ドイツが銅メダル。女子はロシアが金メダル、フランスが銀メダル、ノルウェーが銅メダルを

獲得し、男女ともに全てヨーロッパ勢の表彰台独占でした。

男子世界ランキングでは常にドイツ、デンマーク、スウェーデン、ロシア、フランスなど

ヨーロッパ勢が10位以内を占めていますが、中堅どころになるとエジプトやチュニジアといった

アフリカ勢や中東、韓国が名を連ね、日本も中堅といえる位置に近づきつつあります。

南米では、アルゼンチンやブラジルなどが成長株となっています。

女子にもほぼ同様の傾向が見られますが、女子で特筆すべき点は、

韓国がメダル常連であること以外にアンゴラが国際大会などで存在感を見せていることです。

女子の勢力図は男子に比べても比較的、地域的に広がりが見られます。

これらの国がオリンピックでも結果を出していくことで、

世界のハンドボール人気はさらに広がっていくことと思います。

男女ともにヨーロッパ勢の牙城を、日本を筆頭に崩せる国が現れるのか。

その辺りに注目してオリンピックを観戦してもらえるとより楽しさが増す事でしょう。

最後までご覧いただきありがとうございましたm(__)m